
あじさいを描いてみました。
花を見るときもヌードを見るときも
わたしは視線が変わりません。
このあじさい(額紫陽花)、
まるでダンスを踊っているように見えました。
ここでは抽象にまで進まず、
そこはかとなく形が認識できる程度に描きました。
アルシュの水彩用紙は、すーっとにじみました。
さしずめ花の着彩クロッキー。

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これは、先日のデッサンです。
水彩用の粗めの紙に鉛筆では
細部の表現がいま一歩及びません。
淡彩をほどこしてみましたが、
いけません。
これは近いうち油彩で仕上げようと思っています。
手のしなやかな所作が際だったポーズでしたが
まだ描き切れていません。
最近とみに視力が落ち、
暗めの室内ではディテールが見えなくて困っています。
今日は舞踏家のクロッキーをしました。
国際的に活躍されている方で、
もちろんクロッキーのモデルになったのは初めてとか。
かなり力が入りました。
後日、紹介いたします。
それにしても最近、男性の肉体がやけに気になっています。

ヌードクロッキーでのムービングは異空間。
舞踏するダンサーの線を限りなく追います。
線はうねり、激しく画用紙の上を踊ります。
何十枚と描いたもののひとつが、上のもの。

ムービングに触発されて
紫陽花の花を描いてみました。
まさにひとつずつの装飾花が自分を主張するかのように
我を競っています。
油絵の筆にたっぷりの絵の具をつけ
踊るように-------。
メールヌードとはmale nudeのこと。
今回は筋肉質とそうでない、対極にある二人のヌードクロッキーです。

ダンサーの方だそうですが、
横からの身体の線がとても美しく感じました。

↑こちらは、顔こそ見えませんが、いわゆる美少年。
なまめかしいエロチシズムを感じさせます。
横を向いているのは、筋肉質のダンサーの方。
組ポーズでしたが、オーバーラップさせました。

実に美しいポーズ。
前の、後ろ向きのモデルさんと同じ人です。
官能的と形容できそうな。
※これはクリック拡大してごらんください ↑筋肉質のほうのダンサーさん。
10分もあるポーズですから、もっとしっかり描写しなきゃ。

これら5枚の絵は、同一の日に描いたものですが、
どちらもムービングを行ってくれました。
ムービングで取り憑かれたように激しく線を動かしていた反動から
静止ポーズに入ったとき、やけに線の動きが止まらず、
このようなクロッキーになってしまいました。
これがもっと直線的ならビュッフェになってしまいます。
娘に二人目のこどもが生まれました。
出産の翌日、
病室で長女との光景です。

製図用のインクで線描しましたが、
着彩のときにじんでしまいました。
鉛筆ばかりで描いていたせいか、
ペンの線に生彩がありません。
クロッキーは通常3〜5分。
10分もあれば退屈します。
しかし今度は2分。


対象を捉えるには、手に負えない時間でした。
悔しくて、喫茶店で見た外人をスケッチしました。
「盗描」の部類です。
冷や冷やしながらスケッチブックを広げます。
夜のテラスであることが幸いして気づかれませんでした。
「画家とモデル」とは、大げさなタイトルですが、
常に気になっている問題です。
下のクロッキーは、たかだか5分。
しかし、モデルさんにとってみれば、されど5分です。
画面ではおわかりいただけないでしょうが、
手から足、その指先にまで
全身に力をこめたポーズ。
それを5分も維持することのつらさ。
ときおり、苦痛に顔をしかめ、
こらえてくださいました。

その「苦痛」まで表現しきることはできません。
5分だからではありません。
後で手を加えようとしても、
そのときの感動を呼び覚ますことができないのです。
クロッキーでは全体に力が入りすぎました。
右手がやけに大きいなど
バランスの崩れは随所に見られます。
それを有り余るポーズの美しさでカバーしてくれました。
まさにモデルさんの「パワー」です。

裸婦----。
昔なじんだこのことばは、
今や完全に「ヌード」に置き換わってしまいました。
そして、NUDE。
フランス語では NU と書きます。
で、今回のヌードは女性。しかもふくよかなラインを持った女性です。
先日の男性ヌードと比べると、
どうしても線がやわらかく走ります。
これは、予定している群像のエスキースとして
ポーズを依頼したもの。
※この画像は拡大してごらんください先日のつづきです。
モデルさんがこのポーズをとったとたん、
どこを描くか迷いました。
手の表情もほしいけれど、
短い時間ですから、バッサリ切り落としました。
寝たポーズですからポーズの動きも少なく、
比較的楽です。
近々、このモデルさんのポーズをもとにした群像を制作する予定です。
男性のヌードモデルは、そう多くありませんが、
この方はミケランジェロの絵画に出てきそうな、
じつに美しい筋肉と姿態美。

女性を描くときのような長くなめらかな曲線は描けませんから、
筋肉の塊に応じて線が止まります。
力を込めたポーズに、描くほうも思わず力が入ります。
当然のこと、モデルの立場からしてみれば
全身に力を込めて5分も緊張を維持しつづけるわけですから、
並大抵のことではありません。
それにしても、いいポーズですね。
薔薇の水彩画です。
先日和紙に描いたものは、にじみが多すぎ
抽象的になってしまいました。
ワットマンという透明水彩の用紙で描いてみました。

鉛筆の下絵なしに描きはじめました。
白の絵の具は、このばあい御法度なのですが、
アクセントに使いました。
女性の身体の線のようになめらかな花弁、
それを、前回のような線ではなく、面で表現する----
油絵ならもっと野性的な味が出せるのですが。
ちなみに、先日のものと三枚比較してみます。
↓



花の女王だけあって、さすがにバラはきれい。
薄ピンクのアスピリンローズも好きですが、
今度見かけたら描いてみたいと思います。
画家とモデル。
妻を描き続ける画家は多いですが、
加山又造のばあい、13年の長きにわたって、「ゆふ」というひとりの女性を描き続けました。
その妖艶な美の世界は、見るものを拒絶するようでもあります。
そんなことを思い出しながら、
ペンでヌードを描いてみました。
※クリックして拡大してご覧くださいペンの細い線がおわかりいただけないと思って、
少し画像を拡大しました。
薄い和紙にペンが引っかかって、
思うような線が引けませんが、
それがかえってよかったかな、と思います。
線だけでは心許ないので、
墨を加えました。
薔薇 和紙に淡彩

40年も前のことでしょうか、
宮本三郎という洋画家が水彩で薔薇を描いている様子を
テレビで見たことがあります。
宮本三郎はものすごいテクニシャンで、
その薔薇の絵を描くときも、
まず画用紙を水でひたし、
それが乾かないうちに、
にじみを利用して巧みに薔薇を描き出していくのです。
その様は、まるで神業。
ここでは、和紙に、
水彩でにじみを生かしながら
薔薇らしき形を描いてみました。
女性がダンスを踊るように。

サインペンなんて、絵を描く人は使わないかもしれません。
でも、このぺんてるのサインペンは、いいのです。
昔の人は面相の筆絵を、まるで生き物のように駆使しました。
このサインペンも、ただ乗せただけで線が引けること、
だから力も要らず、筆で描くように運筆できます。
上の作品は、そうしてサインペンのてっぺんを軽く持ち描きました。
あらかじめ太い筆で身体の流れらしきものをつくり
それが乾いてから、一気に描いたものです。
それにたいして、
下の例はコンテで力強く引いたもの。
墨が生乾きでしたので、少ししみこみました。

サインペンは、月下美人のようにはかないのです。
ちょっと水を垂らすと、
あっというまににじんで消えてしまいます。
その、独特のにじみが気になって、
こんな絵を描いてみました。
これは昨年描いたムービングのモデルさんのイメージです。
退廃的な、絵心をかきたてるモデルさんでした。

このヌードを、先日描いた薔薇をコンピュータで合成してみました。

イラストレーションのためのエスキースです。
和紙、といっても薄い、ほとんど透けて見えるものですが、
サインペンで線描しました。
それを一度太い筆でぼかします。
ぺんてるのサインペンは私のお気に入りで、
和紙に描いた線はすっかり消え、
偶発的なにじみが現れました。
それが乾いた後で、
再びサインペンで線描します。
ほんの少しだけコンテでぼかしをつくりました。
あまりリアルにならないよう、適度な曖昧さを残して。
何か退廃的な、そしてちょっと甘美な味がする…
そんなイメージの作品をつくりたいと思って。

ベランダでスケッチブックを広げていたら
白い表紙が気になり、
手元の墨汁で塗りたくりたくなりました。
日頃、線で描くことを常にしているので、
その反動か、ぶっとい筆で描きなぐりました。
線といえば、
いつぞや描いた鉛筆のクロッキー、
薄い和紙に鉛筆で描いたものですが、
この太い習字用の筆に薄墨をつけてみたら、
にじみが出て、好きになりました。
↓

疲労か老化か、
最近とみに目がわるくなりました。
絵筆を持たない日が半年ほどつづきました。
久方ぶりにデッサンをしてみると、
どうも具合がよくありません。
眼鏡をかけると不便ですし。
で、今回はごらんのようにふくよかな女性。
水彩にすればよかったのですが、
ダークグレーのコンテで描き、
水をつけただけの平筆で量感を出しました。
とにかく、目がかすんで、細部が見えません。

ちょっとへんてこりんなデッサンですね。
からだに比べて顔は小さすぎ、
腕の形だって歪んでいる。
でも、ごらんください、
しっかりモデルさんを見て描いているのです。
絵は上手に描くためにあるのではありません。
楽しく描かなければ。
というわけで、ヌードデッサンの勧め。
絵を描くことは脳を若返らせてくれます。
それがヌードだったら…
そうですね、
いきなり、そんなこと。
でも心配しないで。
勇気を出して、クロッキーブックと鉛筆を買って
クロッキー会に足を運んでみましょう。
「まったく絵を描いたことない?」
だいじょうぶです。
誰もあなたの絵を見ません。
最初はまったく鉛筆が走らなくても、いいのです。
アトリエ絵夢上の「アトリエ絵夢」というところは、
新宿の旧三越の裏手にあります。
毎週水曜日に、誰でも自由に来てヌードクロッキーが描けます。
ふつうのクロッキー会は、ただ来て描くだけですが、
「アトリエ絵夢」では、希望する方に手ほどきまでしてくれます。
塗り絵が流行っているようですが、
わたしが見る限り、あれは脳の活性化には役に立ちません。
誰が商売にしたのかわかりませんが、
大人をバカにしています。
絵を描くことは脳を若返らせる もどる
ヌードデッサンは、ふつうの人が描く機会があまりありません。
まして初心者となると、
ヌードデッサンの会場へ足を運んでも、
興味本位ととられかねません。
もし、ご希望の方がいらっしゃればご連絡ください。
ところで、
ベランダの黄色いミニ薔薇がいっぱい咲きました。

私は、開きかけのものが好きです。
この薔薇を、ヌードだと思って描いてみませんか。
花びらの一枚一枚を、ていねいに観察することです。
形なんか、少しくらい狂ったとしても、ちっともかまいません。
とにかく、よく見ることです。
花弁が隠れていく線、見えてくる線
折り重なったところも目をこらし、
近づいて見てください。
指先で文字を書くように、ではなく
手首で、腕全体をまわして思い切り描きましょう。
画用紙は百円均一のものでじゅうぶんです。
まず鉛筆で、線からはじめましょう。
何枚も何枚も描いてください。
同じものはひとつとしてできません。
ちなみに、
写真を見て描くことはオススメしません。
実際の半を前にして。
さあ、あなたも
ヌードデッサン(クロッキー)をはじめるとき、
年齢性別を問わず、ドキドキするものです。
57歳になるTさんが、恐る恐るヌードロッキーの会場へ足を運びました。
絵心などないとおっしゃっていたのに、
見ると、どうしてどうして、ルノワールばりの肉感あふれる作品でした。
↓

手足はどうしても小さくなりがちですから、
意識して大きめに、
と最初にアドバイスしておいたのですが、
やはり、そうなりましたね。
でも、かまいません。
コンテストじゃありませんし、
コンテストだとしても、
音楽同様、絵は好きか嫌いかです。
いえ、音楽は音痴という問題がありますが、
絵にはそれすら、ありません。
上手な絵でも好きでないものがあります。
へたくそに描かれた絵のほうが、長く心に残ります。
私は、私の流儀を押しつけることがいやです。
ちなみにTさんのこのクロッキーですが、
そのまま鉛筆の代わりに油絵の絵筆で、
まわりの景色を取り入れて描いたら、
楽しい作品になるでしょう。
というわけで、
あまりにも自由を言い過ぎるとむしろ戸惑ってしまいますから、
次は基本的なものの見方、
というより「見え方」を書いていくことにしましょう。
肖像 おばあちゃんと孫を油彩で描きました。
F6号と、比較的小品です。

いつも思うことですが、
どこまで描きこむか、悩みます。
村山直儀氏のように華麗な筆さばきで描けば
確かに素人目には上手に見えますが
どうしてもそこまで行きたくはありません。
結果的に中途半端な作品になりました。

しかし私はこのほうが好きです。
最近、健康のためにチャーガチャを飲んでいます。
プロ野球の選手や監督、タレント芸能人などで愛用している人も多いそうですが
べらぼうに値段の高い製品があります。
ネットで検索して信頼のおける製品としてオススメなのが、これ
↓
ダイエット茶、健康茶に、チャーガ茶(カバノアナタケ)!新着情報
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※お写真をいただければ、それを見て制作いたします。詳細はメールでお問い合わせください。
※木枠のキャンバスです。額装はご容赦ください。
※おかげさまで終了となりました。また次回お知らせいたします

孫とおばあちゃん。
永遠のテーマです。
今回は、油彩ではなく
クロッキーふうに描いてみました。
一本の線で表情を出すのです。
まず、全体の構図を考えながら、
おばあちゃんの目から描き始めました。
この目が、全体の尺度となるのです。
ですから、その位置・大きさはすべての対象の尺度となります。
何本かまちがった線もありますが
気にせず描き進めていきます。
さっと淡彩を施せば、より味わいの深いものになるでしょうが、
今回はこれで終えることにします。
同じ絵を油絵で制作中です。
近日、このブログで公開いたします。
氏家彦太郎による肖像画制作受注 限定特別企画油彩(F6号)を3万円で !
※お写真をいただければ、それを見て制作いたします。詳細はメールでお問い合わせください。
※木枠のキャンバスです。額装はご容赦ください。
※残り1名さまとなりましたおといあわせ

今回のモデルになっていただいたこの女性ですが、
とくにお気に入りのこのポーズ、
全身をデッサンしていましたら、あまりきれいなのでバストのアップ。
手のしぐさも、とても絵画的です。

そして、こんなポーズ


しなやかにくねる身体は、画家の創作意欲をおおいに刺激してくれます。
クロッキーはデッサンの勉強ではありません。
瞬間的にいかに形をとらえるか、という意味で勉強になりますが、
クロッキーそのものが、ひとつずつの作品だと考えています。
日夜美しいポーズを研究し、披瀝してくださるモデルさん、
それがわたしの視線を捉えると、
一瞬「きれい!」と心の中でつぶやき、
モデルさんに負けないよう、紙と格闘するのです。
描いている最中の心は、書道家のそれに似ています。
雑念が入らぬよう、一心に集中するからです。
3分ないし5分で、格闘は終わります。
10分ものポーズは、わたしには怠惰が入り込みます。
クロッキーを終えると、どっと疲れます。
なぜかわかりませんが、放心したようになります。
もっとも、いいな、と思えるものが描けなかったときは
この限りではありません。
モデルさんの持っている個性を表現できた、と思えるものは
なんど見ても飽きがきません。
今回は主に、和紙に「書き方えんぴつ」で描きました。
小学生が使うものですが、わたしはこれが好きです。
単に「3B」なだけですが‥
和紙は、筆触にかすかな抵抗があり、
的確な線がなめらかに引けます。
定着は弱いものの、コンテならもっとも雰囲気を出せます。
昔の人は、筆で描きました。
その繊細な筆さばきの妙に驚きを隠せません。
ヌードクロッキー、ムーヴィングからイメージしたものです。

とうぜん、
表情やしぐさなどは、そのときに映像として記憶したもの、
できることなら、1分でもいい、静止したポーズを描きたかった。
電車などに乗っていて、絵になる人をみると、
そのとき筆記用具を持ち合わせていなくとも
手のひらに指で描き、
あとで紙に描き移す、といったことがあります。
手のひらには、なんの形跡も残っていないけれど
目、口、鼻、髪、手などを執拗に観察しているのです。
へんな習癖です。
こちらは、固定ポーズによる同じモデルさん。
↓
ヌードクロッキーを、和紙に描いてみました。

ムーヴィングで描いたクロッキーをみつめて、
いくつも重なった線の中から
写真を現像するように心象のイメージを「現像」します。
無意識に引かれた線の中からポーズがよみがえってくるのです。
今回は、和紙にコンテで描きました。
コンテというのはやわらかく、
微細な粒子が和紙に食い込んでいきます。
すべりすぎることもなく、とても豊かな線が描けます。
あと2枚ほど。
いずれも1分ほどで描いたものです。

ヌードのクロッキーは、3分から5分、
ときにもっと長いのもあります。
tころが、ムーヴィングとなると
モデルはまったく静止してくれません。
モデルを見ながら描いても、
なんだかお化けみたいなものになってしまいます。
そんなときは、残像として記憶が消えないうちに「現像」していきます。

和紙にサインペンで描きました。
ヌードクロッキーノートにあるのは、
ムーヴィングをしているときに描いたものですが、
これは記憶を元に描いたもの。つまり心象のイメージです。
見比べてみてください。
裸に、ミドルヒールの靴を持って立ち
そこからムーヴィングをする、というフェティッシュなシーンです。
時間が止まったようなスローモーションによる踊りは
このうえなく美しいものでした。
アフロのヘアのモデルさんでしたので、
水を含ませた筆で髪の部分にボカシを入れました。
ティッシュペーパーなどは
こういうとき、格好の画用紙になります。
墨汁ですばやく描くと、不思議な筆致が生まれます。
かつて、磐前(いわさき)半伍路という挿絵画家がおりました。
ティッシュペーパーによるイラストの達人でもありました。
わたしは、しばらくこの挿絵家のそばで仕事をさせていただいておりました。
画材は、どこにでも転がっています。
わたしなど、喫茶店でペーパーナフキンを使って
よくいたずら描きをします。
ヌードの肖像画を描いてみようと思います。
描くのは、
先日クロッキーをしたモデルさん。
5分ほどクロッキーをしたものを元に肖像画を制作します。
鉛筆でエスキースを描いてみました。
写真をクリックして拡大できますつごう二時間あまりにわたって
このモデルさんのいろいろなポーズをデッサンしました。
ムーヴィングという、スローモーションによる動きも描きました。
目・鼻・口といった細部は残念ながら思い出せませんが、
その残像がまだ残っているところへ、描いたエスキースです。
ソバージュのアフロヘアでしたが、
髪は風になびかせ、
その髪に薔薇の花をオーバーラップさせようと思います。
この肖像画は、
このモデルさんにたいするオマージュの意味合いで制作するものです。
ですから、単なる似せた肖像画ではなく、
心象を優先した作品にする予定です。
さて、どんな作品になりますことやら。
昨日、ムーヴィングによってヌードクロッキーしたものの一枚。

動いているモデルを描くには
瞬間につかんだイメージを描きとめなければいけません。
あっ、これだ!
と思ったポーズ、一本線を引いているうちに
モデルは変化しています。
絵描きは残像を追って線を続けるのです。
これは、
道を歩いてる人をクロッキーするときも同様なのですが、
モデルによるムーヴィングのクロッキーのときは、とくに
描く画用紙をほとんど見ることなく
目は絶え間なくモデルを追っています。
写真家がうらやましいな、と思う瞬間です。
同日描いた、このモデルさんの固定ポーズ

これまでにヌードは数々描いてきましたが
これほどまでに魂を揺さぶられたのは、はじめてです。

上は、
ムーヴィングという手法。
スローモーションで踊っている姿を描く方法です。
ふつうは、ある程度の動きの後、静止してくれるのですが、
このモデルさんは動いたまま。
つまり、描くほうは途方に暮れるのです。
加山又造という画家が十数年モデルにした「ゆふ」という女性がおります。
その「ゆふ」を髣髴とさせる妖艶さ。
その動きの美しさに
しばしため息をつき、手が止まりました。
数十枚描いたものの、一枚です。
ムーヴィングとは別に
3分、5分の固定ポーズもあります。
下はその一枚です。

F6号大のスケッチブックにコンテで描きました。
コンテは、チョーク状になったもので、
腹で描くと面が表現できます。
やわらかく、鉛筆で消したりこすってぼかすこともできます。
もう一枚
水彩、なかでも
鉛筆などの線の上に淡く色をのせる淡彩は
文字どおりみずみずしくて、
しかも上手に見せられます。
肖像画、と一口に言いましても
淡彩の肖像画など、味わいがあるのではないでしょうか。

コツは、
☆鉛筆などの線は少なめに
☆できるだけ絵の具を薄く塗ること
☆白の絵の具を使わないこと
☆塗り絵のようにきちんと塗らないで
サラッと、はみ出したり塗り残したりすること
☆乾いたところで重ね塗りをすると
セロファンを重ねたようになります人物はちょっとむずかしいかもしれませんが
花や風景なら簡単です。